成龍拳

2006年5月18日 映画
お久しぶりですキータンです。
最近「プロデューサーズ」や「スリーピーホロウ」(これは
ビデオ)など、なかなか良作な(いろんな意味で)映画
ばかりを見ていたんですが、ついに来ました!「king of
駄作!」その名も「成龍拳」この顔に見覚えはありませんか?
そうです、あのかの有名なジャッキーチェンが出ているのです。
私が思うにジャッキー唯一の汚点というぐらいの駄作っぷり
ですね。どれくらい駄作かというと「宇宙戦争」と「世界の
中心で愛を叫ぶ」を足して掛ける2をした位の駄作ッぷりです。

そのストーリーというと主人公「小雷」(ジャッキーチェン)の
父親は15年前、家に強盗に入った「妖術武闘集団、花蜂党」
(えらいけったいな名前である)を返り討ちにしたのだが、
その花蜂党の首領の娘(当時7歳)だけはまだ7歳ということ
もあって命だけは助けられる。しかし、その娘が今度は仕返しに
くるのである。なすすべもなくやられた小雷は伝説の秘拳
「八翔拳」を探すのだが・・・というものだがこのほかにも
「ドラゴン警備隊」や「血の雨を降らせてやるぜ!」が
決め台詞の「血の雨党」(そのまんまのネーミング)など
ギャグ漫画ばりのダサい集団が真面目に闘いまくるのだが
(ちなみにこの映画一貫して真面目路線です。その路線と
ネーミングセンスのギャップが笑える)格闘物かと思いきや、
花蜂党が襲ってくる前にひそかに逃がしていた小雷の愛人が、
血の雨党の首領に奪われたり、いままでやたら強かった花蜂党の
領主の娘が「私だって女よ!名前ぐらい聞いてもらいたいわ!!
お前なんて呼ばれたくないの!!!」といった2流のメロドラマ
風なくさいせりふを吐いてみたりとすさまじい内容です。

すさまじい内容といえばこちらも中国映画になるんですが、
少林サッカーやカンフーハッスルでお馴染みの巨匠、
「チャウ・シンチー」が主演(クレジットには監督のところには
名前がないが絶対やってると思う)の映画「詩人の大冒険」は
すごいですよ。パクリ、ブラックユーモア、下ネタ何でもアリの
究極のお馬鹿映画です。

「最近笑うことが少ないあなた、この「詩人の大冒険」を見れば
 最初から最後まで、それこそあほ丸出しで笑うことが出来る
 でしょう。この映画は数分間に一回のハイペースで笑いどころ
 がくるだけでなく、そのネタ一つ一つがつぼにはまる百発
 百中の珠玉のネタばかり。どこかの誰かが作った駄作、
 「成龍拳」で失敗したあなたを元気付けるのに最適の一本
 です」

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